大切に容器に入れられていたのは「奇跡の一本松」の樹皮でした。
慌ただしく過ぎてゆく月日の暮らしの中で
時間の経過とともに、
直面していない僕はどうも忘れがちになる・・・
昨年は過ぎてから思い出した。
あぁ、良くも悪くも
ひとは忘れてゆくモノなんだなぁと・・・
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僕に特別な何かが出来るわけではないけれど
それでも
”ずっと忘れない” そんな想いを込めて。
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一昨年もこの日に記事をあげたんで
知ってる方は知ってると思いますがお付き合いくださいね☆
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11年ほど前、ご依頼くださった方に
見せてもらったのが
大切に容器に入れられた
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この方は防腐処理などを施す目的で
製材会社に一本松が運ばれると知り、
一目 見たいと同社を訪問。
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運び込まれた際に
丸太から剥がれ落ちた樹皮を一枚拾ったそうです。
そして
「これを身につけることで、震災を風化させないようにできれば」
との想いで樹皮を大切に保管されていたそうです。
ある日
「これをペンダントにできないかな?」と
スプリングオブハートに依頼してくれました。
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Memory~ずっと忘れない~
樹皮は装心具として生まれ変わりました。
形をそのままにはめ込み、
表面が他とあまり接触しないように
外枠を高めに制作し、表面保護も兼ね
クリアのニスを塗り仕上げました。
そして裏には 2011 3.11 と
Love&Smile の文字をいれました。
制作から9年たった今でも
時折思い出し、樹皮の感触と
”あの時、たくさんの声を聴き、
押し寄せる強い力にも倒れず、
あの場所に立っていたんだなぁ・・・”という
事実にこころが震えます。
そして装心具への想いを
スプリングオブハートなりの解釈で
綴った言葉がこちら
こちらのストーリーカードと一緒に納品しました。
依頼者の方へお渡しした後、
装心具とストーリーカードを読んで感動され
そのまま新聞社に電話、その後作品が新聞へ掲載されました。
その行動力に驚きました♪
Spring-of-Heart/スプリングオブハートの
こころにもしっかり刻まれた
忘れ得ぬ装心具のひとつになりました。
世界では災害や事故や病気、争いなんかで毎日、たくさんの命が失われてる
僕らに何かを託すように消えてゆく命。
僕らは明日へ何を繋いでゆけるだろう・・・
今日3月11日 東日本震災から13年が経過しました。
そして熊本地震から約8年
そしてコロナウイルス・・・
ロシア、ウクライナ・・
令和6年能登半島地震
時代に多くの影響を与えられた著名人の方々
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
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その灯を受け継ぐ方たちが居るのも
必然で今後の世界へ紡いでゆくのも
確かなことだろう。
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そうか、もう13年か・・・
僕は想い描く世界観をつくってきた
それもようやく
ひとつのカタチになった。
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カタチにしてきた世界観や想い
【ちょっぴり前向きになれる物語】と
【想いを忘れない証】を
もっと沢山のひとに
世界中の人々に知ってもらいたい!
そんなスプリングオブハートですが、
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
どんな時代であろうが
授かった命を生きてゆく。
友よ 末永い希望を
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