大切に容器に入れられていたのは「奇跡の一本松」の樹皮でした。
いまの僕に特別 何かが出来るわけではないけれど”ずっと忘れない” そんな想いを込めて。
昨年もこの日に記事をあげたんで知ってる方は知ってると思いますがお付き合いくださいね☆
4年ほど前、娘を保育園へ連れて行ったときに見せてもらったのが
大切に容器に入れられた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の樹皮でした。
この方は防腐処理などを施す目的で製材会社に一本松が運ばれると知り、
一目見たいと同社を訪問。
運び込まれた際に丸太から剥がれ落ちた樹皮を一枚拾ったそうです。
そして「これを身につけることで、震災を風化させないようにできれば」との想いで
樹皮を大切に保管されていたそうです。
そして「これをペンダントにできないかな?」と僕に依頼してくれました。
Memory~ずっと忘れない~
樹皮はペンダントトップとして生まれ変わりました。
形をそのままにはめ込み、表面が他とあまり接触しないように外枠を高めに製作し、
クリアのニスを塗り仕上げました。
そして裏には 2011 3.11 と Love&Smile の文字をいれました。
”あの時、たくさんの声を聴き、押し寄せる強い力にも倒れず、
あの場所に立っていたんだなぁ・・・”と、そう思うとこころは震えました。
そして作品への想いを僕なりの解釈で綴った言葉がこちら
こちらのメッセージカードと一緒に納品しました。
依頼者の方へお渡しした後、作品とメッセージを読んで、
感動され、そのまま新聞社に電話、その後作品が新聞へ掲載されました。
その行動力に驚きました(笑)
僕のこころにも刻まれた忘れ得ぬ作品のひとつになりました。
そして実際に身につけてると「それなぁに?」と聞かれ事情を説明すると
震災や被災地の話題になることが多いみたいです。
世界では災害や事故や病気、争いなんかで毎日、たくさんの命が失われてる
僕らに何かを託すように消えてゆく命
僕らは明日へ何を繋いでゆけるだろう・・・
今日3月11日 東日本震災から6年が経過しました。
そして熊本地震から約1年
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
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